〜年後にウチで買い戻します

買い戻しの約束?

不動産投資では将来的には物件を売却することを視野に入れて購入を検討するかと思います。
でも、その時に売れなかったら、という不安はありますよね。
そのような心配をする買主に「大丈夫です、売れなかったらウチで買い戻しますから」と言ってくるところがあります。
このようなトークは信じない方が良いでしょう。

このようなトークは「買い戻し誓約」と呼ばれ、もともとは開発屋と呼ばれる会社が伊豆や那須の別荘地を売ったときの決まり文句だったらしいのですが、これは食いつきがよいということで、マンションや宅地でも使われるようになっていったのです。

少し考えればわかりますが、どこの企業だって自分のところで売った商品をお客さんの都合で買い戻しに応じていれば儲けなどなくなってしまいます。

口先だけで買主を安心させるケースが多いのですが、なかには「買い戻し誓約書」なるものをきちんと発行するところもあります。

しかしこの買い戻し誓約書には金額までは記載されていませんので、何の保証もされていないのと同然です。
仮にこれをタテに裁判を起こされても、不動産会社が不利になるような表現にならないように気を配っているのです。

このようなものを発行しておくと「良心的な会社だな」と思い、契約を決める人もいるようですが、全くアテにならない紙切れにすぎません。

やはり、売却できるだけの物件であるか自信がもてるものでないと、「最悪引き取ってもらえるなら」と安直に考えるのはやめましょう。
また、そのような提案をしてくるところは少し疑ってかかり他の話も鵜呑みにしないように注意しましょう。

自ら物件の価値を高めて売りに出すべし

このような詐欺的なセールスによって買ってしまった物件が、買取の約束を反故にされてしまうと、自分で売りに出すしかありません。
しかし、そういう売り方をしないといけない物件ですから、資産価値はあまり期待できないものが多いのが実情です。建物自体が古すぎたり、住むには利便性が感じられなかったりと、自力で売ろうにも買い手がつかず困ってしまうのです。
だからといってそこで諦めるのではなく、なんとか売れる方法を模索してみるべきではないでしょうか?
入居者もつかず、買い手もいない物件なら、価値をつけるしかありません。
古くなった物件ならリノベ業者に頼んで新しくするのもひとつです。もちろんその費用はかかりますから、リノベした後にどのくらいで売れるかはきちんと計算しておく必要はあります。ただ、ボロ物件を格安で買ってリノベ後に売るのを専門にしている不動産業者もいるくらいですから、成功する可能性はあります。

そんな費用は出せないという場合は、その物件の使い方を工夫してみるのも良いでしょう。
例えば、最近ではDIYし放題の賃貸が登場しています。
これは何かと言うと自分で部屋をカスタマイズして使え、原状回復の義務を負わなくてよい賃貸というものです。
壁に穴を開けたり、棚を設置したりと、住んでいるときは良くても、退去する時には元どおりに戻さなければいけないのが、賃貸でDIYをするネックになります。
この原状回復義務をなくした賃貸が受けているようです。

この例のように用途になんらかの付加価値をつけることで、入居者を集める方法もあります。
どのような物件でも泣き寝入りで終わらないよう少しでも損を取り戻す方法を探して行きましょう。

まとめ

1、業者の買取の約束は信用してはいけません。
2、そもそもそうセールスしないと売れないような物件だと心得ましょう。
3、すでに買ってしまった場合は、業者をあてにせず、自ら物件の価値を高めて切り抜けましょう。